唐突に登山のnoteを更新しているわけですが、SCOグループには登山部がございます。
事業内容とは全く関係ありませんが。
簡単に申し上げますと、非日常の環境下で挑戦をしていき「イキイキと活きる」というテーマを体現していく事が活動目的の集団であります。
そんなこんなで、現在はキリマンジャロを目先の目標とし国内の山でトレーニングをしているわけですが、今回の北岳で12座目となりました。
半端な数字で始まったのはそういう事です。ご容赦を。
さて、前置きも程々に直近の活動報告です。
今回登った山は日本第二位の標高を誇る北岳。
【山データ】
□標高: 3,193 m
□山脈: 赤石山脈、 日本アルプス
□山系: 赤石山脈
□種類: 隆起
毎回トレーニングテーマを設けて登山に臨むわけですが、
今回のテーマは「高所登山(高山病対策)」「テント連泊」の2点。
高所登山(高山病対策)
冒頭に申し上げた通り、5,895 mキリマンジャロを一つのベンチマークとして登山をする上で外せないポイントが高所登山での高山病対策。
アフリカの山奥で「頭痛いから無理〜」「フラフラするから下山する〜」となっても辛いのは自分なので対策出来るようになるのはマストです。
とは言え、体質的になりやすい人はなるので、しんどくなってから如何に和らげるかみたいな部分も含めての対策がポイント。
テント連泊
同じく、キリマンジャロでは1週間ほどテント泊が続きますので、スムーズに準備・食事・睡眠・撤収が行えるように北岳でリハーサルをしていきます。
1日目
広河原(登山口)→白根御池小屋(テント場)
歩行:2.5h 行動:3.5h 距離:2.5km 標高:2233m
はい、出発です。
雨予報もありましたが当日になってみればピーカンのガン晴れ。
気持ち良さを通り越して暑い、暑すぎる。(登山口で35℃ぐらい)
登れば登るほど涼しくなるのでがんばりましょう。
2日分の食材も持ち上がるためザックの中身はパンパンでしたが、快調なペースで2,233mを目指します。
メンバーの玉井・田丸・近藤はちょっと前にトライアスロンを完走していることもあり、まだまだ余裕の表情。
「北岳、ピャっと行けんじゃね?」ムードです。
さて、どうなる。
到着
そうこう言ってる間にテント場に到着。
初日は特にトラブルなく順調にゴール地点に辿り着けました。
この後はテント張って、食事して、睡眠です。
食事編はまた今度まとめてどかっと書きたい。
2日目
白根御池小屋(テント場)→北岳山頂
歩行:5.5h 行動:7.5h 距離:5.3km 標高:3193m
am5:30起床。
山頂アタック日です。
この日も天気は◎で山頂からの眺めに期待が高まります。
テントや食材など不要な荷物は置いていき身軽な状態でいざ出発。
序盤から急坂をうねうね登っていきます。
ちらほら出てくるガレ(岩)で足場が安定せず地味に疲れます。
難所という難所は無いものの、標高が上がるにつれて自然とペースはゆっくりに。
今回は頭痛に悩まされる事はなかったものの、睡魔に襲われるメンバーもちらほら。
眠くなるんです。高山病って。
あくびが頻繁に出る時は高山病のサインでもあります。
酸素をたくさん取り入れようとするので「ふわぁ〜」っとなるんだとか。
順調に歩みを進めるSCO登山部。
徐々に景色も開けてきて周りの山々も眺められるようになってきました。
気持ち良い。
いよいよ稜線に差し掛かり山頂手前の肩ノ小屋で最後の休憩。
山頂までもう少し!
ラストは岩場パートに入り、適度な高度感も味わえます。
慎重に行きましょう。
登頂!
全員無事登頂できました〜!
最高の眺め。奥には鬼富士もくっきりです。
下山時には雨が降り始め、山頂時の悪天は間一髪避けられました。
持ってます。
「腱が痛い」と嘆く堀内もなんとか無事に歩き切りテント場到着で一安心。
鍋食べて寝ましょう。
3日目
白根御池小屋(テント場)→下山
歩行:1.5h 行動:2h 距離:2.5km
さあ下りましょう。
お世話になったテント場に一礼し、スタートです。
この日も順調に歩みを…と思われましたが、2日間の長い歩行距離と重いザックがじわじわとボディーブローのように蓄積し、太ももが限界に。
ペースを少し落として着実に下山します。
これは今後のキリマンジャロでも同じ光景が考えられます。
レッツトレーニングです。
疲労困憊になりながら全員でゴール。
夏の世界に帰ってきました。
総括
日本第二位の標高を誇るだけあって、知らぬ間に疲労が襲ってくるあたりは流石の一言。
すごいぞ北岳。
その分、最高の景色を拝めた気持ちのいい登山でもありました。
日数が増えれば荷物も多くなり、当然ザックも重くなる。
装備の見直しも必要ですね。
何はともあれ、無事に下山できたSCO登山部。
更なるパワーアップに向けて学びの多い登山となりました。
北岳、ありがとう。
長文となりましたが、今回はこの辺で筆を置きます。
会社のnote、登山ブログ化してしまおうかな。こっそり。
また次の山でお会いしましょう〜。
平岡